[PR]楽しく書を読もう 読書がつらいあなたへ
1 読書は役に立つ
読書は、人生において大変役に立つことだ。
ということは、おそらく誰もが思っていることだろう。しかし、そうは思っていてもなかなか本が読めない......という人も多いと思う。本を開くと眠くなるだとか、目は文字を追っているけど頭に入ってこないだとか、いろんなパターンの『読めない』現象があるのではないだろうか。
そんなあなたへ、本の楽しみ方を提案してみようと思う。
2 読める本を読もう
読書ってハードルが高いな......と思っている人は意外に多いと思う。
そんな人の多くは、読書とは人生において役に立つ、自分を高めるような本を読む事だと思っているのではないだろうか。
せっかく読むのだから、身になる本を読まねばもったいない! なんて思うこともあるだろう。
が、はたして身にならない本というのが存在するだろうか。
たとえば漫画。
一般的に漫画は、教養や学習より娯楽性のほうが高いと思われている。
が、漫画だって立派な読書だ。胸キュンの少女漫画だって、血沸き肉躍る少年漫画だって、己が経験できない体験を脳内で疑似体験できる。
それにより感じることはあるはずで、「自分にはできない行動だな」なんて思うだけでも、何かを得ているのではないだろうか。
それから図鑑や事典。
よく、「うちの子、ゲームの攻略本しか見ないのよ」とか「サッカーの選手名鑑しか開かないの」なんて声を聞く。しかし、これだって立派な読書なのではないか。
攻略本も選手名鑑も、『調べもの』をするために必要な能力が培われる書物だ。
そう考えると、読書のハードルが少し下がってきたのではないだろうか。
3 本選び
さて、ハードルが下がってきたところで、本の選び方だ。
読んでみたい本があれば、それに越したことはない。が、もしその本が、いまいち頭に入ってこない、なかなか開く気分になれない場合、速やかに次の本に移るのも手である。
だってその本は、今の自分に合っていないからだ。
無理して読んで、ああやっぱり読書は難しい、なんて読書体験にならないように、『読める本』を探すほうが得策だ。
あらすじを参考にするもよし、ネットで試し読みするもよし。心惹かれるものを物色するのも楽しい作業だ。
『今の自分が読める本』を探すことが、読書を楽しむためのポイントのように思う。
4 読書を楽しむ
さて、先に述べた、『頭に入ってこないから速やかに閉じた本』にも、ちゃんと活躍の場はある。
その本が存在することを知っている、それだけで立派に"身になる"ものである。
なので、遠慮なく頭に入らない本――ぶっちゃけて言うと「今の自分にとっては面白くない本」は閉じると良いのだ。いつか、その本が面白く感じる日がくるかもしれない。
読書は、為になるから読書は楽しいのではなく、楽しいから為になるのである。